◇【FXケッティーコンサル体験記】トレンド中?レンジ相場?FXケッティーさんの「トレンドとレンジの仕分け」について元コンサル生が解説します!

トレンドとレンジの仕分けトップ画像 Kettyコンサル体験

・この記事では、Kettyさんの手法における「トレンドとレンジの仕分け」のルールについて、Kettyさんの元コンサル生である私なりの認識やコンサル時の実体験を交えてお話します。

超重要!「トレンドとレンジの仕分け」はKettyトレードの大前提!

・一般に、どんなトレード手法であっても、その手法にとって最適な場面か否か、を見極めるルールがあり、その判断ができたという前提で、トレンド発生中と判断したなら順張りレンジ相場と判断したなら逆張り、などの手法を使うことになります。

・よって、どうやってそれらを見分けるのか、というルールが重要になります。

・Kettyさんの場合は、そのルールに独自の名前を付けて、「トレンドとレンジの仕分け」と表現されています。

・余談ですが、Kettyさんは独自のネーミングが上手な方で、「天底トレード」という言葉も、その一つだと思います。いくつかのフレーズは、確か、商標登録などもされていたと思います。いずれにしても、苦労して築き上げたご自身の手法について、「私が独自に考え出した手法なんだ!」というKettyさんの思いの強さが伝わりますね。

・それはさておき、Kettyさんの「トレンドとレンジの仕分け」においては、「上昇トレンド中」、「下降トレンド中」、「中段保ち合い(ちゅうだんもちあい)」(※)、「トレンドレス」の「いずれか」にチャートを「仕分け」します。実際に仕分けの練習をするときには、それぞれの場面ごとに、チャートを色分けしていきます。

トレンドとレンジの仕分け(イメージ)

※ココでちょっと補足:「中段保ち合い」とは?

・Kettyさんの手法では、「トレンド」の発生後に、いったん揉み合って「レンジ相場」を形成し、その後にまた同じ方向の「トレンド」が発生した場合、その「トレンドと(同じ方向の)トレンドの間のレンジ相場」のことを、「中段保ち合い」(「ちゅうだんもちあい」)と呼び、その他のレンジ相場のことを「トレンドレス相場」と呼び、両者を区別しています。

・この区別は、Kettyさんの手法において、非常に重要です。この区別ができないと、Kettyさんの手法(特に順張り)をきちんと理解して使いこなすことはできませんので、Kettyさんの手法でトレードをしようと思う方は、絶対に見分けられるようになりましょう。

・Kettyさんのコンサルコースにおいては、最初にまず、この「仕分け」について、徹底的にマスターすることを求められます。順張りとか逆張りとか、そういうエントリー手法やテクニックの前に、まずは、チャートを見たときに「今」、市場にトレンドが出ているのか、レンジ相場の中にあるのか、を判断することが大前提だからです。

私が受けたKettyさんのコンサルコースでは、最初にその「仕分け」をマスターできるまで次のステップには進みませんでした。その効果は抜群で、最初は、悩んだり、分からないことがあっても、1~2か月ほど経てば、まったく迷わず、この「トレンドとレンジの仕分け」が自分でできるようになりました。

・Kettyさんは、ブログや動画などで、この「トレンドとレンジの仕分け」のやり方についてYouTubeで公開されていますので、コンサルコース受講を検討中の方には、「予習」をしてからのコンサル申込みを強くお勧めします。

▼ケッティーさん自身が「トレンドとレンジの仕分け」を解説!
【FXセミナーダイジェスト版/前半】トレンドとレンジの仕分け2021(最新版) – YouTube
(YouTube「トレード研究家ケッティー」より)

・事前にしっかりと自習し、理解できていれば、もしコンサルコースに入った場合に、最初から実践的な内容で取り組むことができるので、Kettyさんの手法の勉強を効率的に進めることができます。

・できれば、「仕分け」だけでなく、ぜひ、順張りや逆張りの手法なども、KettyさんがYouTubeなどで一般に公開されている内容については、一通り理解しておき、あとは、コンサルでしか聞けない細かいアドバイスをもらうだけ、という状態でコンサル初回を迎えられれば、ベストだと思います。意欲のある方はぜひ、頑張ってスタートダッシュを決めてください!(私もそうすればよかったと強く思います。が、当時、KettyさんはまだYouTubeを始められてなかったので、一般に公開されている情報は今よりかなり限定的でした。)

何をすればいい?「トレンドとレンジの仕分け」の「手順」を解説します!

・仕分けの重要性が分かったところで、次は、その「仕分けを行う具体的なやり方」について、私の頭の中の理解をコンサル方式(!?)でお話してみたいと思います。

 (1)水平線を引く

(^^)/:「トレンドとレンジの仕分け」をするために、第1の作業として、チャート上に、「この線を越えたらトレンド発生」という、「トレンドとレンジを仕分ける水平線」を引きます。

(‘ω’):「え、それってどこに引けばいいの?」

(^^)/:まずは、最高値、最安値、その他にも「価格(ローソク足)が何度も止められているところ」に水平線を引いてください。

(‘ω’):「最高値と最安値」は、ローソク足の「実体の端っこ」か「ヒゲの先端」のどちらに引けばいいの?

(^^)/:ケースバイケースなので、どちらとは決められないです。強いて言うなら、「よく当たっている方」に引く、という言い方になりますね。そのあたりは、何度も水平線を自分で引いていくうちに、自分が心地よく感じるラインを引けるようになります。

ローソク足と水平線

(‘ω’):そんなものでしょうか・・・。では、その他の、「価格(ローソク足)が何度も止められているところ」って具体的にどういうところ?

(^^)/:それも、ケースバイケースです。

(‘ω’):・・・・。

(^^)/:そのあたりは、何度も水平線を自分で引いていくうちに、それほど悩まず引けるようになります。

(‘ω’):でじゃぶ・・・??

(^^)/:ただし、日足、4時間足、1時間足、短期足、のそれぞれの時間足によって、どれくらい前の高値や安値にラインを引けばいいのか、は異なります。

(‘ω’):具体的に言うと?

(^^)/:私がコンサルを受講していたころは、1時間足の場合くらいしか定義されていなかったなのですが、現在、ケッティーさんは、日足なら3~6か月前、4時間足なら7~10日、1時間足なら3~4日前、を目安にした高値または安値に水平線を引いて、ローソク足がそれを超えたらトレンドのスタート!と定義されています。逆に、その線を超えるまでは、「レンジ相場」です。

1時間足のトレンド発生ポイント

(^^)/:Kettyさんは、水平線の引き方についても、YouTubeで解説されているので、ぜひそちらをご覧になって自分なりの「感覚」を掴んでくださいね!

(‘ω’):「この動画↓」のことだよね!確かにすごく分かりやすい!

▼ケッティーさん自身が「水平線の引き方」を解説!
【FXの基礎】水平線の引き方を解説します!きちんと引けますか? – YouTube
(YouTube「トレード研究家ケッティー」より)

(2)ローソク足の終値に着目!20MAを「実体」で割って「確定」したらトレンド終了!

(‘ω’):トレンドはいつまで続くんですか?

(^^)/:それは誰にもわかりません。でも、「あ、トレンドが終わったな」と判断するルールはあります。言い換えると、「ここで順張りは一旦封印」と判断するルール、とも言えます。Kettyさんの「トレンドとレンジの仕分け」ルールでは、その判断基準が極めて明確なんです。

(‘ω’)誰でも簡単に判断できるってこと?

(^^)/:そうなんです!

(‘ω’):早く教えて!

(^^)/:そうですね。ローソク足の終値と20MAを見てください。

(‘ω’):見ました。で、どうやってトレンドの終了を見極めるの?

(^^)/「見るだけ」です。「ローソク足の終値が20MAをトレンドと反対向きに割って確定したらトレンド終了」と判断します。たとえば、「上昇トレンド中」に、「あ!ローソク足の終値が20MAを下向きに割って確定した!」というのを「見たら」、「トレンドは終了」となります。

(‘ω’):それだけ?シンプルだね!これなら、初心者の私にも判断できそう。

※ココでちょっと補足:初心者の方へ

・ここで、初心者の方が混乱しやすいのは、「あれ?他のトレーダーは、『まだ上昇トレンド中』って言ってるのにKettyさんのルールだと『トレンドはすでに終了』ってことになる。どっちが正しいの??」なんて疑問を持ってしまうことがあります。私個人の理解で恐縮ですが、おそらく、「違っていてOK」なのです。あくまでも、「Kettyさんの手法ではココでトレンド終了」、という「ことにしよう」という「決めごと」だと思ってください。トレードの手法に「絶対の正解」はありません。ですので、不安な思いを抱えながら、自分で決めた、または、自分が選んだルールに従って、淡々と判断していくしかないのです。

・この点を誤解すると、「沼」にはまって、ずーっと手法探しの長旅を続けるか、もしくは、「ああ、もう、FXの勉強なんてやめよう」という(ある意味反対の)ゴールにたどり着くことになると思います。

トレード手法は、「セット使いが原則」というのが、私のたどり着いた答えです。もちろん、最終的に勝てるようになれば、Kettyさんのように独自のルールを固めていく場合もあると思いますが、Kettyさんの手法を勉強し、マスターしたいなら、まずは、「インジケーター、トレンドの判断基準、エントリー手法、利確ルール、撤退ルール…etc」を「すべてセットで信じる」。これが、迷路にハマらないコツなのかな、と感じる今日この頃です。

(3) 「中段保ち合い」と「トレンドレス」の区別・判断の仕方

(^^)/:こんな場面を想像してみてください。チャートを見て、「価格が上がったり下がったりを繰り返して、レンジ相場だ」と判断できたとします。このレンジが、「中段保ち合い」なのか、「トレンドレス」なのか、どうやって判断すると思いますか?

(‘ω’):トレンドとトレンドに挟まれたレンジなら中段保合、そうでないならトレンドレス、じゃないの?

(^^)/:でも、今のレンジ相場の次に再びトレンドが発生するかどうかは、誰にもわかりませんよね。

(‘ω’):確かに。。じゃあ、判断できないよ!

(^^)/:ここで登場するのが、「上位足の環境認識」という視点です。Kettyさんの「トレンドとレンジの仕分け」ルールでは、「1つ上の上位の時間足」の環境によって判断します。例えば、1時間足でレンジ相場になった場合、1つ上の時間足である「4時間足が上昇トレンド中」なら、「1時間足の今のレンジ相場は、中段保合」といったん判断します。

(‘ω’):そんなに厳密に判断するのはなぜ?

(^^)/:それが判断できないと、Kettyさんの順張りの手法が理解できないからです。順張り手法については、長くなるので、また別の記事でお話していきますね。

(‘ω’):Kettyロジックでは、まずは、「トレンドとレンジの仕分け」のルールを完全にマスターするのが何よりも重要なんだね!

(^^)/:そういうことです。根気よく練習すれば「必ずできます」ので、がんばってくださいね!

「トレンドとレンジの仕分け」をやってみよう!

・実際のチャートで私自身がやった仕分けはコチラ↓。ぜひ、参考にしてみてください。

▼水平線を引く

水平線を引いただけのチャート

▼トレンドの発生ポイントを確認 ⇒ トレンドとレンジを仕分け

・このチャートは、1時間足なので、3日以上前の高値を超えたら、いったんアップトレンド発生、と判断することができます。
・そして、いったんトレンドが発生すれば、その後は、3日以上前の高値ではなくても、「前の高値」を超えたらアップトレンドと判断します。
・その間のレンジは「中断保合」です。
・陰線の終値がミドルライン(20MA)を割ったらトレンド終了です。

「トレンドとレンジの仕分け」後のチャート

・「トレンドとレンジの仕分け」は以上で終了です。いかがでしたか?やってみると意外と迷うポイントが出てくるのではないでしょうか。
・こればかりは、何度も、何枚も、チャートを見て、水平線を引いて、色分けをしてみる、ということを繰り返すしかありません。逆に、そうすれば必ずいつか、自分なりの判断がすぐにできるようになります。がんばってくださいね!

「トレンドとレンジの仕分け」のまとめ

・以上、Kettyさんの「トレンドとレンジの仕分け」について、私なりに、自分の言葉でお話させていただきました。全部お伝えしたい思いが強すぎて、大変長くなってしまい、読むのが大変だったと思いますが、いかがでしたか?

・私自身は、Kettyさんの「トレンドとレンジの仕分け」を理解できるようになると、それまで理解できなかった他のトレード手法の環境認識ルールも、不思議と理解しやすくなりました。

・ルールはトレーダーによって少しずつ違いますが、トレンド相場やレンジ相場の「ど真ん中」については、おそらく、ある程度正しいルールを選んでいれば、どのルールに従っても、トレンド相場とレンジ相場の判断が一致しているはずです。

・ダウ理論で判断するトレーダーもいれば、日足や週足などの長期足の「移動平均線の傾き」で判断するトレーダー、MACDを使うトレーダーなど、様々です。

・手法を知っても、それは道具を手にしただけ。うまく使えるかどうかは、練習と才能次第。。。才能は自分ではわかりませんので、とりあえずは、FT2などの検証ソフトで練習を積み重ねて、「自分の感覚」を確立するしかないのでしょうね。

・皆さんのFXトレードや勉強に少しは参考になっていると嬉しいです。

・それでは、Happyなトレードを♪

タイトルとURLをコピーしました